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飲み会や宴会で使える一本締めの挨拶のやり方

 
福山真子
投稿者 福山真子. 更新された: 16 1月 2017
飲み会や宴会で使える一本締めの挨拶のやり方

大人になると、飲み会、宴会に参加する機会が増えますよね。特に12月は忘年会が色々な所で開催されるし、また1月になれば新年会もあります。他の月は、友達の結婚式のお祝い、誕生日会、同窓会、同期会などなど、飲み会の回数は、上げればきりがないほどです。ところで、その宴会や飲み会で「一本締めの挨拶」なんかをお願いされてしまったら、どうしましょう。この一本締めの挨拶は、本当に大切です。こちらの記事で、上手な一本締めの挨拶の仕方を学んで、よく練習、準備してから、当日に望んでください。これから、宴会、飲み会などで挨拶する機会が待っている人、ぜひこの記事を読み進めてみてください。

画像:http://r.gnavi.co.jp/sp/kanji/article/001212/

従う手順:
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まず、一本締めとは、いつする挨拶でしょうか。それは宴会の終わりにする挨拶です。通常は、司会や幹事から、指名を受け、「一言、締めの挨拶お願いします。」となるわけです。その飲み会、宴会の種類にもよって、多少挨拶の仕方、言葉使いは変わってきますので、参考までにこの例を読んでみてください。例えば、このように言ったらいいでしょう。

「ただいま、ご指名に預かりましたセールス部の山田太郎と申します。宜しくお願い致します。では、皆様の益々のご発展と、ご健康を祈念いたしまして、一本締めを行います。どうぞ、ご一緒に、ご唱和ください。」

これは、お分かりの通り、仕事の飲み会、宴会などで使うフォーマルなバージョンです。気の知れた友達同士でこの言葉使いを言ってしまったら、逆に堅苦しく感じ、相手との距離を感じてしまうので、ふさわしくないでしょう。その場に、応じた敬語、言葉使いが日本の社会では大切だということ、社会人になれば、誰もが気づいていると思いますが、ここでは、もう一度それを頭に入れておきましょう。

2

では、さきほどの挨拶のあと、どのように進めていくか、ご説明しましょう。まず、一本締めとは、通常、忘年会や同窓会などの催事の際に行うのが一般的なものです。さきほどの短い挨拶のあと、「お手を拝借」と声をかけ、手を前方に開いて構えるようにします。皆さんに「お手を拝借」と言えば、分かる人は、すぐに手を前に出し、拍手できる体制に入るでしょう。この言葉の意味が分からない人、例えば外国人などがグループにいた場合も、簡単です。たいてい、皆、自分の周りを見て、手を前に出して、構えていたら、自分も同じような体制を取ります。ですから、「手を前に出して、拍手をする時のような姿勢をとってください」などと説明をする必要はございません。もちろんしてもいいですが、日本人なら「お手を拝借」と言えば、常識として分かるでしょう。その後、大きい声「よーお」と声を出します。この時、「大きい声で」というのが、ポイントです。この締めの挨拶で、挨拶する人が小さい声だとがっかりです。宴会の最後という場面ですから、多少酔っ払っている人もいるでしょう。その人は、ちょっとボーっとしていて、耳が遠いかもしれません。また話が盛り上がって、まだまだ話している人もいるでしょう。その人たちにも聞こえる大きな声で言わないといけません。それにもう1つ大きな声で言わないといけない、大切な理由があるんです。さて、それは何でしょう。考えてみてください。これは、締めの挨拶です。つまり、終わりの挨拶です。これで、終わりなんです。つまり、終わり、最後という大切なモーメントなんです。その「よーお」を大きい声で言わないと、次に行う拍手が全員そろわなくて、かっこ悪いんです。それがそろうと、「まとまって終わった」という印象を与えることができますが、それがそろわないと「あれれ」とうまく終わった気がしないで、気持ち悪さが残るのです。その気持ち悪さが、自分だけのものならいいのですが、その飲み会の会場にいる人、皆さんがそう感じてしまうんですから、そろわなかったら、最悪です。じゃ、そろわなかったら、もう一度やればいいではないか、とお考えですか。それは、できませんし、ありえません。最後の一本締めをやり直すなんて、聞いたことがありますか。私はありません。これは一度だけのチャンスなんです。だから「よーお」とできる限りの大きな声で言い、皆の注目をこちらに集めてから、「パンパンパン パンパンパン パンパンパン パン」と叩いて終わりにします。手締めが終わったら、「ありがとうございました」と唱和していただいたお礼を言い、最後に拍手して、これで終了です。このように、うまく締めてみてください。家で練習してからいくといいでしょう。

 

3

これで、一本締めのやり方がわかったことと思います。忘年会、新年会では、特にこれが使えると思います。また他にも私たちはたくさんの飲み会、宴会、パーティーがありますね。例えば、友達の結婚式のお祝い、誕生日会、同窓会、同期会などなど、飲み会の回数は、上げればきりがないほどです。その飲み会や宴会が嫌いでも、毎回は断れないものです。人間関係、友達関係、家族関係をスムーズに行うためにも、宴会への参加は大切です。いいえ、この日本社会なら、その宴会や飲み会への参加は、むしろ義務と言った方がいいくらいかもしれませんね。あまりにも欠席していたり、避けていたりすると、周りの人からの目が怖くなってきます。ですから、なるべく参加しましょう。さて、そこで問題になってくることが1つあります。その宴会や飲み会で「一本締めの挨拶」なんかをお願いされてしまったら、どうしましょう。もちろん、いやで断れる時は、断ってもいいと思いますが、どうしても断れない状況というのも、あるものですね。特に、自分の上司にお願いされてしまったとか、自分の義理の両親にお願いされてしまったなど、万が一、断ったら、その後の仕事、家族関係がギシギシしてしまうことも、十分考えられます。その場合、断らず、勇気をもって引き受けましょう。しかし、引き受けたはいいけど、どうやって上手に挨拶したらいいのでしょう。この一本締めの挨拶は、本当に大切です。それがうまくいけば、その場が盛り上がり、「あの人は挨拶がうまいね。やっぱり仕事もできるし、かっこいい。」などと、あなたの株が上がること、間違いないでしょう。しかし、逆に失敗してしまったら、反対に株は落ちます。皆も、あなたに挨拶を任せたことをがっかりするでしょう。「あの人じゃない人がやればよかったね。あの人に頼んだの誰?」となってしまいます。そうならないように、こちらの記事で、上手な一本締めの挨拶の仕方を学んで、よく練習、準備してから、当日に望んでください。

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